【出前授業】アウトリーチ編~書家 浜野龍峰先生の生き方に学ぶ

浜野龍峰先生の授業

10月3日、東川町文化交流課と連携して高学年を対象に特別授業を行いました。この授業は、浜野龍峰書展『無常』(10月1日~30日「東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠギャラリー2」にて開催)に関わって、子どもたちに芸術文化に触れる機会を設けようと企画いたしました。

 授業の様子を学級担任のレポートからお届けします。

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『HEROES』(高学年・学年通信)

書家 浜野龍峰先生から学ぶ

3日(月)の5時間目に,世界でご活躍されている書家である浜野龍峰先生を講師に迎え,書写の授業を行いました。

 特攻隊の遺書から始まり,文字に心があることを伝えてくれました。

心の文字の指導場面

また,「心」という漢字の昔の文字を学びました。次に,実際に筆でたくさんの「点」や「線」を書きました。「線」が「点」から始まっていることを改めて学習しました。

その後,1人1人の名前の1字を浜野先生に書いていただき,それをお手本に,「点」から書きはじめることを意識して,自分の名前の1字を書きました。

浜野先生からわかりやすく指導していただきながら,とても丁寧に,一画一画大切に書いていました。

 

 

  以下は,子ども達の感想です。

「ipadなどの場合では,思いを込めても込めなくても全て同じ文字として送られる。筆などでは,思いを込めるとその思いが文字として現れ,送った人に思いが伝わるということを知ったので,今度から何かを書くときには,ぼくも思いを込めて自分の字で書こうと思いました。」

「浜野さんに習字を教えてもらうと,最初に書いたのより何倍も上手く書くことができました。」

「特に私は名前の大切さを教えていただいて,名前をしっかりていねいに書きたいと思いました。」

「楽しみながら学ぶことができました。とても面白い方で話しやすかったです。」

 浜野先生の書作展は,今月末までせんとぴゅあⅡで行われていますので,ぜひ足をお運びください。

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この特別授業に関わって、浜野先生と親交のある方々が多数来訪され、子供たちの学びを支えていただきました。

また、授業を参観した教員にとっても、学びに向かう姿勢、人としてのあり方、子供への関わり方など、意義深い学びがありました。

ご教授いただいた浜野龍峰先生、サポートいただいた皆様方に心から感謝申し上げます。 

国際社会に旅立つ日本人となる子供たちに、価値ある学びの場をつくるのが私たちの役目と、志を新たにした一日になりました。